MUSIC 13(109 ~ )
No.114 November,2011
~ ラリー・ブラックモン&アンソニー・ロケット プロデュース作品 Part. 3 ~
WYND CHYMES - ARRIVAL - 1982
1973年にミシシッピー州で結成された実力ファンク・バンドの「ウインド・チャイムス」。1980年にフレデリック・ナイトのレーベルからリリースしたシングル"Ride/Baby You're The One"が成功したことを受け、RCAから初のアルバムとして発表したのが今作品です。プロデューサーには「CAMEO」のメンバー、「アンソニー・ロケット」を迎えており、グループとしての方向性は初期の「CAMEO」を彷彿させます。高いテンションと音色豊かなサウンド・アレンジでオープニングを飾る"Stylin', Smilin' & Profilin'"や"Checkin' Out Your Stuff"といった完成されたファンク群に加え、洗練されたコーラス・ワークが見事な"Body Rap"、それに"Love has come again"等のバラードに至るまでが素晴らしい出来で、今なお高値で取引がされているのも納得の一枚です。

01. Arrival
02. Stylin', Smilin' And Profilin'
03. Checkin' Out Your Stuff
05. Body Rap
06. Do It (Fun In The Sun)
07. Sending My Love
08. Girl It's Alright
09. Ain't It Good
10. Alakazam
No.113 November,2011
~ ラリー・ブラックモン&アンソニー・ロケット プロデュース作品 Part. 2 ~
MANTRA - MANTRA - 1981
「CAMEO」の「ラリー・ブラックモン」と「アンソニー・ロケット」の共同プロデュースで81年にリリースされたファンク・バンド「マントラ」のデビュー・アルバム。No.112で紹介した「LA.CONNECTION」の前身であるこのバンドも、やはり金太郎飴かというほどにキャメオ・サウンドを踏襲しているわけですが、ボーカルの「ロジャー・ハリス」は本家のキャメオよりも実力を感じさせるほどで、スロー・バラードは十二分に聞き応えがあります。「LA.CONNECTION」のアルバムにも収録されている"Promise Me"がテイク違いで収録されており、聞き比べてみるのも面白いのですよ。もちろん"Do You Wanna"等、ファンク系のナンバーも充実していて、アルバムとしては「キャメオ」色が強く感じられるものの、この時代を代表するファンクの名盤といってもいいでしょう。

01. Doin' It To The Bone
02. Promise Me
03. Action
04. Boogie Just To Boogie
05. Here We Come
06. Do You Wanna
07. Let's Stay Together
No.112 November,2011
~ ラリー・ブラックモン&アンソニー・ロケット プロデュース作品 Part. 1 ~
LA.CONNECTION - NOW APPEARING - 1982
今回は80年代のブラック・ミュージック・シーンにおいて、奇抜なヘアスタイルや時代の先端を行くファッション、そしてソリッドなファンク・サウンドで人気を博したグループ「CAMEO」のメンバーによるプロデュース作品をご紹介します。このアルバムは「CAMEO」の中心人物であった「ラリー・ブラックモン」がキャメオ・ファミリーを総動員させて完成させた作品で、クールなヘビーファンクの"Burn Me Up"、ファンキー極まりないギター・カッティングが炸裂する"Shake It"といったファンク・ナンバーから、オルガンの音の響きが官能的な"Promise Me"等のバラードまで濃い内容に仕上がっています。ちなみにグループ名の「LA.」はメンバーの出身地であるルイジアナ州の略号です。

01. Burn Me Up
02. Shake It
03. Promise Me
04. Jealousy
05. Get It Up
06. Come Into My Heart
07. I'll Find A Way
〜 レオン・ヘイウッド プロデュース作品 Part. 3 〜
Jerry Knight - Love's On Our Side - 1982
"Ray Parker Jr."のバック・バンドとしても知られる"Raydio"で活躍していた"ジェリー・ナイト"が1982年にA&Mからリリースしたソロ三枚目のアルバムです。本職はベーシストである彼ですが、ボーカルは勿論、他楽器もこなすマルチな才能を持ったアーティストで、その才能と"レオン・ヘイウッド"(01〜04の楽曲をプロデュース) を始めとする、充実したバック・アップ陣が見事な融合を見せるこの作品は、彼のソロ・キャリアの中でも随一の評価を得ています。中でも"I'm Down For That"や、"Omarion"がベース・ラインを使用した"Nothing Can Hold Us Back"などのアーバン・テイスト溢れるミッド・ダンサーは特に秀逸。更にソフトな雰囲気を前面に出した"Brand New Fool"もAOR方面からの大きな支持を得ています。

01. She's Got To Be (A Dancer)
04. Brand New Fool
05. Fire
06. Beautiful
07. Do It All For You
08. Do You Really Mean It?
No.110 October,2011
~ レオン・ヘイウッド プロデュース作品 Part. 2 ~
Carl Carlton - Carl Carlton - 1981
もともとはソングライター/セッション・ギタリストであったデトロイト出身の"カール・カールトン"は70年代初頭にソロ・アーティストとしてのキャリアをスタートさせ、現在ではフリー・ソウル界隈で人気の"Everlasting Love"(74年)がヒット。しかしレコード会社との契約トラブルに巻き込まれ、しばらくの間停滞を余儀なくされます。そんな彼に再びスポットが当てられるのは80年代に入ってから。この頃は、バンド演奏型のファンクが定着し、演奏志向のソロ・アーティストが増殖していた時期であり、そんな機運にのって発表したのがこのアルバムです。シングルカットされたナンバーからはソリッドなファンク・チューン"She's A Bad Mama Jama"がR&Bチャートで2位を記録しました。
01. Sexy Lady
02. Let Me Love You 'Til The Morning Comes
03. Don't You Wanna Make Love
04. This Feeling's Rated X-Tra
06. I've Got That Boogie Fever
07. I Think It's Gonna Be Alright
08. Fighting In The Name Of Love
No.109 October,2011
~ レオン・ヘイウッド プロデュース作品 Part. 1 ~
Leon Haywood - Naturally - 1980
今回ご紹介する"レオン・ヘイウッド"は1942年にヒューストンで生まれ、3歳からピアノ(ブルース)を弾き始め10代でローカルバンドに参加。60年代初頭にロサンゼルスに移住してからは"サム・クック"のバック・バンドを経験、1965年に本名の"Leon Hayward"名義で発売したデビュー作がヒットして名を挙げる事となり、以降は"Leon Haywood"を名乗って、シングル21曲、アルバム5作をチャートに送り込む活躍をみせました。80年以降は[Evejim Records]のオーナーとなり、同時にプロデューサー業にも着手しました。1980年に発表されたこの作品に収録の"Don't Push It Don't Force It"はR&Bチャートで最高位2位を記録し、彼のキャリアにおける最大のヒット作となっています。
01. Don't Push It Don't Force It
02. Daydream
03. That's What Time It Is
04. Love Is What We Came Here For
05. If You're Lookin' For A Night Of Fun
06. Who You Been Giving It Up To?
07. Lover's Rap
